【ロンドン11日時事】イタリア中部のアレッツォ近くの高速道路の休憩所で11日、サッカーの同国1部リーグ(セリエA)のラツィオとユベントスのサポーターが衝突し、1人が鎮圧に当たった警官の威嚇射撃を受け、死亡する事件があった。
死亡したのはラツィオのサポーターで、26歳の男性。同日ミラノで行われる予定だったインテル・ミラノ−ラツィオ戦の観戦に向かう途中で事件に巻き込まれた。ユベントスのサポーターはナポリからパルマでのパルマ―ユベントス戦に行く途中だったというが、詳細は捜査中。
事件を受け、同国サッカー協会はインテル戦とローマでのローマ−カリャリ戦を延期。他の試合は10分遅れで開始されたが、ベルガモでのアタランタ−ACミラン戦では、反発した観客が警官と衝突、ピッチに乱入を試みる騒ぎとなり、試合開始から約10分で中止された。また、ローマではラツィオのサポーターが暴徒化し、同国オリンピック委員会や警察本部を襲撃するなど騒動の余波は広がりを見せている。
イタリアでは、2月にもシチリア島でのセリエAで、サポーターの暴動で警官が死亡する事件が起き、競技場の安全基準が見直されていた。
「時事通信」
イングランド、スペイン、ドイツのリーグ戦に比べ、イタリアサッカーがいまいち好きになれない理由は、たびたびこうした事件がおきるから。スペインでも、サポーターの暴動というのは、たびたび起きるかもしれないが、イタリアのそれと比較すれば、頻度、規模ともに小さなものである。
見るからに、ドイツ、イングランドのスタジアムは、「熱い」中に、ある種のクリーンさがあるし、スペインのスタジアムにしても、「怖さ」といものを感じることは少ない。一方で、イタリアサッカー、カルチョを見ていて感じるのが、あのスタジアムの物々しさ。スタジアムの熱気が負の方向に流れているというか…発炎筒は炊かれているし、警官の数も尋常じゃない。
他のリーグのスタジアムと比べ、イタリアのスタジアムは、クラブではなく、市の所有物。インテル、ミランが、ジュゼッペ・メアッツァ、ローマとラツィオがオリンピコを共有しているのを見ればわかるとおり。
つまり、スタジアムの管理は、行政の管轄なわけで、このあたりに問題があるような気がするのだが…
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